日本語の語源を知る

日本語の語源を紹介します。日本語は漢字を基本的な素材としてつくられてきた言語です。古事記や日本書紀を読むと、この頃も盛んに言葉がつくられていたことが随所に記載されています。日本語の本質の一端を垣間見るということで、寛大なお気持ちでお読み頂ければ幸甚です。

【さようなら】の語源

 「さようなら」という言葉は、英語ではgood-bye(いつも、お元気で)の他にsee you again(また、会いましょう)、ドイツ語ではauf wiedersehen(また、会いましょう)、中国語では再見(また、会いましょう)となっています。

 

 日本語の「さようなら」は、「さようならば、これでお別かれしましょう」の「ば」以下が省略された言葉であると喧伝されています。

 

 しかしながら、実は、日本語でもやはり、「また、会いましょう」の意味になっています。

一音節読みで、再はツァイと読むのですが、日本語では少し訛ってサイと読まれ「また、ふたたび」の意味です。要はヨウと読み「望む、希望する」の意味があります。奈はナと読む人称代名詞で二人称を指し「きみ、あなた」のことです。覧はランと読み「見る、会う」という意味です。

 したがって、「サヨウナラ」は再要奈覧(ツァイヨウナラン)の多少の訛り読みであり、直訳すると「また、あなたに会いたい」の意味、つまり、「また、会いましょう」の意味であり、これがこの言葉の語源なのです。

 

 関西や九州では「サイナラ」といいますが、これは、必ずしも必要としない「要」を省いた再奈覧(ツァイナラン)であり、同じく「また、会いましょう」の意味です。

 

 また、「サラバ」という簡潔な言葉がありますが、これは再覧吧(ツァイランバ)のことであり「また会おうね」の意味です。吧はバと読み、語尾に付く語気助詞です。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。