日本語の語源を知る

日本語の語源を紹介します。日本語は漢字を基本的な素材としてつくられてきた言語です。古事記や日本書紀を読むと、この頃も盛んに言葉がつくられていたことが随所に記載されています。日本語の本質の一端を垣間見るということで、寛大なお気持ちでお読み頂ければ幸甚です。

【あやふや】の語源

アヤフヤは、とても頻繁に使われる言葉です。しかしながら、おおよその意味は分かっていても、さて、どうしてこのような言葉ができたのか、どうして仮名でしか書き表せない言葉なのかなどの疑問が湧いてくると、それを解明するのは、かなり難しいのです。

 このような畳語や畳語類似の言葉の場合のヤは、一音節読みでヤと読む、語気助詞の呀である場合が多く、アヤフヤのヤもその例に漏れません。

 問題はアとフです。啊はアと読み、疑問の意味を表す語気助詞で、喫不喫啊?(食べるの、食べないの)のように使います。

また、乎はフと読み、同じく疑問の意味を表す語気助詞で、然乎否乎?(そうなの、そうでないの)のように使います。

アヤフヤにおけるアとフは、この「啊」と「乎」なのです。つまり。この言葉は、それ自体はちゃんとした意味をもたない、啊、呀、乎の三種類の疑問の意味の語気助詞だけからできた珍しい言葉です。

 

 したがって、アヤフヤを漢字だけで書くと啊呀乎呀になり、直訳すると「どっちなの」の意味になり、これがこの言葉の語源です。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。