日本語の語源を知る

日本語の語源を紹介します。日本語は漢字を基本的な素材としてつくられてきた言語です。古事記や日本書紀を読むと、この頃も盛んに言葉がつくられていたことが随所に記載されています。日本語の本質の一端を垣間見るということで、寛大なお気持ちでお読み頂ければ幸甚です。

【あんぽんたん】の語源

アホ、バカ、マヌケなどと同じような意味の言葉に、アンポンタンやアホンダラという言葉があります。

 

 漢語には、これらと同じような意味の言葉があり、それは、一音節読みしたときの渾蛋(ホンタン )や笨蛋(ペンタン)です。渾蛋は、読みが同じ読みの混蛋(ホンタン )とも書かれます。

 渾は「ぼんやりの」、笨は「のろまな、愚かな」という意味です。蛋は、蛋白質の蛋で、人間を含めて動物の身体の一部または全部をいうときに使います。人間について使うときは、通常は、誹謗、中傷語とし使用されます。

 

 アンポンタンのアンは、意味のない接頭語ではありません。一音節読みで、暗はアンと読み「物事に暗い、愚鈍である」の意味があるので、格好の組合せ字として使われているのです。

 

 つまり、アンポンタンは、日本語では、先頭に暗を合わせた暗渾蛋(アンホンタン)または暗笨蛋(アンペンタン)を、多少訛り読みして、アンポンタンという言葉にしたものであり、いわゆる「アホ、バカ、マヌケ」の意味であり、これがこの言葉の語源です。

 

 一音節読みでレンと読む「人」を追加した暗混蛋人は、アンポンタンレンの読みになるのですが、多少の訛り読みしたのがアンポンタレであり、アンポンタンと同じ意味になります。

 

 更に、一音節読みでラと読む語気助詞の「了」を追加した暗渾蛋了または暗笨蛋了を多少の濁音訛り読みしたものがアホンダラでありアンポンタンと同じ意味になっています。

 

 

 最後までお読みいただきありがとうございました。