日本語の語源を知る 〜目からうろこの語源書〜

プロフィール: 江 副 水 城(えぞえ みずき)、 出身地:熊本県 、学歴: 東京大学 法学部卒 、 趣味:麻雀、言語研究 、著書:『魚名源』 『鳥名源』 『獣名源』 『蟲名源』 『草木名の語源』

2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

かごめ唄【かごめかごめ】の語源

漢字では、籠目籠目と書かれ、その歌詞は次のようになっています。 籠目籠目 籠の中の鳥は いついつ出やる 夜明けの晩に鶴と亀が滑った 後ろの正面だあれ この歌は、特に、女性が子どもの頃に、友だちと遊んだときの懐かしい思い出のこもった遊戯歌(あそび…

【かぐや】姫の語源

竹取物語という説話の主人公は、眩(まばゆ)いばかりの美しいお姫さまです。竹取物語は、平安時代に書かれ、現存する説話の中で最古のものと位置付けられています。 この説話は、今昔物語にも「竹取翁が竹林で女児を見付けて養育した話」として語られていま…

浦島【うらしま】太郎の語源

漢字では、浦島太郎と書かれます。海辺の砂浜で子供たちに苛められていた亀を助けたら、そのお礼に竜宮城に案内され、乙姫様のたいへんなおもてなしを受け、夫婦になって日々を楽しく過ごしますが、三年経った頃に故郷が恋しくなり、いとまを申し出て、開け…

【ねぶた・ねぷた】祭の語源

青森ねぶたは、勇壮で美しい巨大な人形灯篭を中心に踊り手たちが一塊(ひとかたまり)となった数十組の集団が街中を練り歩く、全国的に有名な夏の行事で、八月の上旬に行われます。このような有名な行事ですから、まずは、「ねぶた」とはどういう意味なのか…

博多【どんたく】の語源

博多どんたくは、江戸時代の学者である貝原益軒著の筑前国続風土記によれば、平家の全盛時代であった1179年(治承3年)に挙行された松囃子(まつばやし)が、引き継がれて発展変化したものとされています。 松囃子とは、正月に、芸人や村衆・町衆・侍衆…

【よさこい】の語源

よさこい節の原歌は、土佐地方で古くから親しまれていた歌のようで、それを、土佐在住の作詞作曲家であった武政英策氏が「南国土佐を後にして」という曲名で再編作詞し、ベギー葉山という美人女性歌手の歌唱で大ヒットして、日本全国に広く知られるようにな…