日本語の語源を知る

日本語の語源を紹介します。日本語は漢字を基本的な素材としてつくられてきた言語です。古事記や日本書紀を読むと、この頃も盛んに言葉がつくられていたことが随所に記載されています。日本語の本質の一端を垣間見るということで、寛大なお気持ちでお読み頂ければ幸甚です。

【あいさつ】の語源

 「お早うございます」、「今日は」、「今晩は」、「さようなら」などを相手に対していうことを「あいさつ」といいます。

漢字では挨拶と書き、時候の挨拶、新任の挨拶、初対面の挨拶、披露宴の挨拶などいろんな挨拶があり、挨拶状などとも使います。

 一音節読みで、挨はアイ、拶はザと読むのですが、その字義は共に「強制する」の意味であり、したがって、挨拶も当然に「強制する」、英語でいうところのforceやcompelの意味になります。このことから、挨拶の漢字は、類似した発音を利用するための単なる当て字に過ぎないことが分かります。

 

 そうすると、アイサツとはどういう意味で、どういうことから出来た言葉なのでしょうか。

 一音節読みで、唉はアイと読み、「もしもし」、「おい」、「やあ」、「はい」などの呼掛けや応答の声のことを意味します。嗓はサンと読み、喉から出す「声」のことですが、二字語の名詞にして嗓子と書きます。「子」は「ツ」と読みます。

 

 したがって、アイサツとは、唉嗓子(アイサンツ)の多少の訛り読みであり、直訳すると「呼掛けや応答の声」の意味になっており、これがこの言葉の語源です。

 

 

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